こんにちは!
今回は、あなたに合った勉強法についてお話します。
効率的な勉強法は何か、1番効果的な勉強法は何か、ということが本をはじめ、ネット上でもたくさん紹介されています。
あなたも、本やネットで情報収集を頑張っている一人かもしれませんね。
でも、たくさん調べていると思いませんか?
「結局何が正解なの・・・?」
と、何が自分に合った勉強をなかなか見つけられない人っていう人は非常に多いです。
ですので、この記事では膨大な「勉強法」の情報に躍らせられないために、あなたに合った勉強法を見つけるための9つの視点と1つの土台について整理しました。
ぜひ、自分はどのような勉強法を探しているのかを明確にするヒントにしてください。
そして、自分なりの勉強法を見つけてください。
勉強法の9つの要素
勉強に関する本やネット上の情報、自分自身の経験、友達から教えてもらった方法、生徒自身から聞いた方法を分類してみると、大きく分けて9つの勉強法の要素に分けられることが分かりました。
9つの分類に分けることで、自分のほしい勉強法を明確にできます。
①計画・振り返り
計画・振り返りの分野では、どのような手順で、どのような点に気をつけて計画を立てればよいかに着目されています。
- 高校3年間の勉強はこうやって進める
- 優先的にまず〇〇をやるべきだ
- 受験勉強の戦略
- 定期テストの攻略方法
などと、長期的、あるいは短期的な勉強の流れや方針を学ぶことができます。
また、「計画」をサポートしている、手帳やスタディープランナーといったグッズに注目していることもあります。
- 手帳の書き方
- スタディープランナーの上手な活用方法
- 高校生に人気の手帳
勉強を補助する道具を上手に使いこなすためのノウハウであったり、商品そのものを紹介しています。
②学習習慣・環境
学習週間・環境では主に、勉強の取り組み方に着目されています。
- 勉強机に向かうための方法
- 最適な勉強場所
- 毎日勉強するためにやるべきこと
というように、勉強を始めること、勉強を継続するということについて知ることができます。
また、「習慣・環境」をサポートしている、タイマーや音楽といったものに注目していることもあります。
- タイマーの使い方
- 勉強と音楽
- 周囲の音を遮断するアイテム
など、勉強を楽しく始める、楽しく続けるためのグッズ紹介や、グッズの活用方法についても話しています。
③予習・復習の方法
予習と復習の優先順位やタイミングに着目されています。
- 予習をするときの注意点
- 間違った問題の復習方法
- 予習と復習の時間配分
といったように、方法と共に力の入れ方も同時に知ることができます。
④暗記法
いかに記憶にとどめて、それを引き出せるかに着目されています。
- 短期暗記の〇〇法を使う
- 短期暗記から長期短期に変えるための方法
- 暗記をするときのコツ
など、一般的にいう暗記術であったり、効率的な暗記をするための仕組みを学べます。
⑤ノート術
きれいだけではない、学習効果の高いノートのまとめ方、活用方法に着目されています。
- 板書ノート書き方
- ノートの読み返し方
- ノートをまとめるときの注意点
などと、ノート書き方、読み方、ノートまとめに関する考え方を手に入れることができます。
また、ノートにできる工夫や、ノートを書くときのグッズにも注目していることもあります。
- まとめるときに付箋を使う
- 見やすいノート
- 書きやすいペン
というように、ノートをはじめとした文房具そのものの紹介や、有効な使い方が書かれています。
⑥教科・科目・単元別
英語、数学、国語、理科、社会、さらに細かく各科目、各単元ごとのやり方に着目されています。
- 数学は基本の計算が大切
- 古典の勉強は文法から始める
- 英語の文法の勉強のやり方
といった、各教科に特有な性質を踏まえた勉強のコツや勉強の進め方が書かれています。
おそらく、勉強法と呼ばれるものの中で一番多く、幅があります。
⑦大学・試験別
志望とする大学に特有の傾向や、試験の種類ごとのやり方に着目されています。
- 〇〇大学は△△が出題されやすい
- 学校の定期試験の勉強のやり方
- マーク試験と記述試験の対策方法
など、試験のレベルや形式を踏まえて、的を絞った勉強のやり方が説明されています。
⑧マインド
勉強をする上での心構えや向き合い方、試験での気持ちの持ち方に着目されています。
- 勉強をする意味
- 緊張しないための方法
- やる気をアップさせる
というように、自分自身のメンタルを強くするコツや考え方、モチベーションを保つための精神論を学べます。
⑨脳科学
脳の仕組みから、効率的な勉強とはどのようなものかについて述べられてます。
- 扁桃核を利用する
- 海馬と記憶
- 側頭葉をうまく使った英語学習
など、脳科学を根拠にして、新たな勉強のやり方を知ったり、経験から得られた勉強法を納得したりできます。
勉強法を左右する1つの土台
さて、次に一番大切な要素だと思う、土台についてお話します。
この土台の存在が勉強法に大きな影響を与えています。
勉強法の「土台」とは何か
僕の勉強法のイメージですが、先ほど紹介した
- 計画・振り返り
- 学習習慣・環境
- 予習・復習
- 暗記法
- ノート術
- 教科・科目・単元別
- 大学・試験別
- マインド
- 脳科学
も含めて説明したいと思います。
こんなかんじ。
イメージのように、人によって
- 重視していることと重視していないことがある
- 扱い方が異なる
つまり、どの道具を大切にするかはプレイヤーによって異なるし、
同じ道具を使うにしても、プレイヤーによって道具の姿は変わってくるということです。
ということで、僕が勉強法を考えるうえで一番大切にしている土台、それは「個性」です。
勉強をするプレイヤーの個性です。
個性とは何か
人間は生まれてから様々な影響を受けて成長していきます。
その影響というものが人によって異なることは分かってもらえると思います。
勉強についていえば
- 受けてきた教育
- 持っている知識の量
- 勉強の環境
など
性格についていえば、
- 負けず嫌い
- 慎重
- おおざっぱ
などというとキリがありません。
生まれつきの頭の良さもあります
生まれた家庭の状況も、経済的な状況ももちろん影響を与える要素です。
このようにひたすら、人間を作り上げる要因が複雑に絡み合っているのです。
だから、「あなたの個性はこんなものです」なんてことは言えない。
分かるなら教えてほしいくらいです。
勉強法を増やしている原因
さて、この世の中に勉強法というものがこれほどあふれている原因ですが、
- 個性の掛け算
- 勉強法の要素の足し算
の大きく分けて2つあります。
個性の掛け算
さきほども説明したように、勉強法の要素に対する向き合い方、とらえ方、扱い方が異なれば、勉強法も変わります。
つまり、個性によって勉強法は異なるということです。
そして、個性というのは複雑に様々な要素が加わったものです。
これらのことから、個性による勉強法への影響は掛け算です。
勉強法の要素の足し算
この世に出ている勉強法は、勉強法の要素単独というものもあれば、勉強の要素が組み合わさったものもあります。
当然ながら、後者が多いです。
例えば、
一般的な復習の方法であれば、1度やった問題を日を何日かしてからやる、とあいまいなものです。
しかし、ここに教科別の勉強の要素の英語が加わると、1度やった問題を数日後に解いてから英文を音読するというようになります。
さらに、ノート術の要素が加わるかもしれませんね。
例えば、間違った文章をピックアップしてノートに書き写すということをしたとします。
すると、問題を解いてから数日後に、作った英語の間違いノートに書かれた文章だけを音読をして復習するとなります。
このように3つが足される場合も考えられます。
さらには、3つ以上も十分ありえます。
要素の足し算と個性の掛け算
単なる勉強法の要素だけでなく、さらにここに個性の掛け算が加わったものです。
もうわかると思いますが、こんなことをしていたら、勉強法なんていくらでもあることになりますよね。
まぁ、そういうことなんです。
勉強法を学び方
ここでは、自分が今何の勉強法を学んでいるのかを知ってもらう方法を説明します。
今も、そしてこれからもネットや本、先生や友達から勉強法を学んでいくと思います。
ですので、勉強法を学ぶ上で意識してほしい3STEPをあげておきます。
- 実際にやってみる
- 個性の割り算をする
- 勉強法の要素の引き算をする
STEP1 実際にやってみる
正直やってみないと分かりません。
これでうまくいくようであれば、その方法を採用してみてもいいかもしれません。
ただ、成果が出るのに時間がかかる場合があるので注意が必要です。
成果が出るかどうかを含めて、本当にやってみないと分かりません。
ちょっと合いそうにないかなと思ったら、すぐにSTEP2へ移ってください。
STEP2 個性の割り算をする
その勉強法を紹介している人のことを調べる、聞く、観察して、多くの人に当てはまりそうな形にします。
例えば、
- 学歴
- 性格
- 得意科目
を見てみます。
例えばこの勉強法で偏差値40~70まで3か月で上がりましたという人の本を読んだとします。
もし、その人がかなりの進学校の高校であったとします。
とすると、可能性としてもともとの頭のよさや、持っている知識の量(一般教養)がものすごくあったかもしれません。
また、細かな気にしない性格で、どんどん問題をといていけるタイプであるかもしれません。
さらに、国語が得意であれば、文章を理解する力がずば抜けている可能性があります。
国語力がある分、人に教わらなくても参考書で勉強でき、また問題文での読み取りも難なくこなしてしまう。
英語も単語を覚えてしまうと、国語と同じ感じで読んでしまうということも考えられます。
だから、安易に誰かの勉強法による成果を信じない方がよいということです。
自分とは違う人であることをしっかり認識しておきましょう。
まとめると、
- この勉強法は作者の個性を受けて出来上がったものではないだろうか?という疑いを持つ
- 作者のバックグラウンド(今までどのように成長してきたか)を考慮する
- 個性を取り除いて、勉強法の要素に分解する
つまり、個性の割り算をするということです。
STEP3 勉強法の要素の引き算をする
勉強法の要素に分解していきます。
つまり、勉強法の要素の引き算です。
上で紹介した
- 計画・振り返り
- 学習習慣・環境
- 予習・復習
- 暗記法
- ノート術
- 教科・科目・単元別
- 大学・試験別
- マインド
- 脳科学
のうちのどれが関わっているかを考え、分類していきます。
すると、勉強法の本質が見えてきます。
勉強法の本質が見えると何がいいかというと、自分に足りない新しい要素は何かということが分かるということです。
足りない要素が分かれば、今までの自分の勉強法に加えることができ、自分にあった形で勉強法を生み出すことができるのです。
Planet流 勉強法の見つけ方
それでは、ここまでの整理をしながら、自分なりの勉強法の見つけ方をみていきましょう。
①勉強法を学ぶ
ネットや本、友達や先生から勉強法について教わり、まずは吸収します。
その後、以下の手順で勉強の要素に分解していきます。
- 実際にやってみる
- 個性の割り算をする
- 勉強法の要素の引き算をする
②勉強法の分析
分解した勉強の要素を、9つの勉強法の要素のうちどれに当てはまるかを分析します。
- 計画・振り返り
- 学習習慣・環境
- 予習・復習
- 暗記法
- ノート術
- 教科・科目・単元別
- 大学・試験別
- マインド
- 脳科学
③自分の勉強法にする
今までの自分の勉強法に、新しい勉強法の要素を加えていきます。
勉強法の要素の足し算をやっていきます。
まとめ
勉強法の9つの要素と個性という1つの土台についてお話しました。
たった9つの要素と1つの土台が分かるだけで、勉強法をできるだけシンプルにとらえられるようになります。
ぜひ、参考にしてみてください。